フォトグラファー的・時事放談

メディア野郎がテキトーに書いています

情熱大陸「稲垣えみ子さん編」から見るプロ独身の生活模様

たまたまテレビを付けたら、アフロのおばさんが楽しそうに自転車をこいでいた。

 

元朝日のアフロ論説委員、稲垣えみ子さん(51)のルポであった。

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節電生活のルポで有名になった方だそうだ・・・・なのだが、どうも自分の記憶のなかでは「あれ?あの節電ルポって、名古屋かどっかの、オトコの記者じゃなかったっけ?」とか思っていたら・・・・。斉藤健一郎さんという記者のことだった。

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うーん・・・。

どちらが先なのか、勝手に情熱大陸が盛り上げているのか、その辺の事情は知らないが・・・。

 

それはともかく。

 

社内外問わずかなりの変人ぶりを如何なく発揮してきたであろう稲垣さんのルポは痛快であった。映像も良い。ディレクターは女性なのか、複数なのか、彼らの声が少し入っているのも、情熱大陸の記者そのものが、女性としての生き方を探求しているようで報道姿勢そのものに共感した。もとい、稲垣さんは51歳。早期退職で、フリーランスとして生きていくのだと思うが、情熱大陸効果もあるだろうし、しばらく大丈夫なんだろうなあ、と思う。これからさまざまなメディアで文章を読めるのが楽しみです。でも、環境問題以外のことが読みたいかも。

 

このところ、50代後半に突入しているコメンテーター、インテリ系の人たちの劣化が激しい。時代のあだ花とも言えるが、特に保守系論壇で「朝まで生テレビ」などで活躍した小林よしのり等の人たちの発言のアナクロ化は、ちょっと哀しいものがある。特に皇室への敬虔な想いを延々と語る下り。いやもちろん皇室は嫌いではない。平成天皇の福島を巡るお姿には頭が下がる。ただ、それだけである。

 

時代と合わなくなってきたのだろう。これは保守系がダメだというのではなく、まもなくリベラル側の極左系(シールズやら反原発やら)も、そのうち収束するのは目に見えている。

 

結局「ある集団や、群れることに喜びを見いだすという考えそのものが、きわめてダサイ」という感覚は、若者のなかでも、これからゆっくり浸透していくはずだと予想している。

 

稲垣さんの生き方も、組織に反旗を翻すわけでもなく、反原発にドップリなわけでもなく計算ではなくて「個人で楽しむ」という「うひひひ」という個人的な趣味、という喜びを感じるのよねw つまり、どこまでもプライベートな行動である、という矜持ともいうか。

 

応援しております。

 

・・・一方で、稲垣さんも語っていた

「夫ナシ、子供ナシ」という生き方。いわばプロ独身と言える。

ここと

「子供がいる」という生き方。

 

多様性はもちろんなのだけど、この2つの生き方から産まれる、生きることへの感じ方の違いというのは、今後も広がっていくと思う。

 

これについてはまたいずれ。