フォトグラファー的・時事放談

メディア野郎がテキトーに書いています

いよいよ都知事選

さて選挙ですねえ、都民の皆様。

 

正直、鳥越氏のネット上の評判が予想以上に悲惨なものになっており、もはやもう何も付け加えることはないように思う。

 

げに、人材不足とはいえ、究極の人材選択ミスだった、という物悲しいエンディングでしかない。また、野党共闘という、本末転倒の戦い方から、宇都宮さんを巡る議論でも、お互いがお互いをdisりあい、内紛が生まれていく姿は、まさにネット時代の内ゲバともいうべき、醜いものであった。

 

これ以上書いてもしょうがないだろう。

 

さて、それでは、残り二人の与党のどちらが・・・・という話になるのだが。

 

こちらの方が面白い状況になりつつありますね。

権力側(増田さん)か、革新側(小池さん)か。

 

こうなった場合、野党共闘を見限った人たちは、そうは言っても「アンチ権力」の視点から、小池さんに投票してしまうだろう。

 

孤独に戦う女性

 

というアイコンは、アニメ的にも、非常に典型的な共感を生み出す背景だ。

 

それに、ほんのちょっとしたナショナリズム、保守のスパイスを入れるとなお、効果的、ということで・・・。

 

に、してもだ。

 

誰もが思うのは、民進党という政党のふがいなさだろう。中道左派という、ほどよい理想主義に立脚した立ち位置を確立すればよかったのに、ド左翼の皆様と歩調を合わせるなど、そもそも無理な話であった。

 

なぜ、共産党や、三宅氏、シールズのような人たちの行動は極端であり、カルト化してしまうのだろうか。

 

それは、やはり日本がすでに先進国だからである。

 

自由、平等、人権、などを重要にした社会を形作ろう、というのが、そもそものリベラルの思いなわけだ。

 

そこにおおむね反対する人はいないだろう。

 

だが、後進国のアジア各国とは違い、日本はすでに、そのいくつかはほどほどに、実現済みなのである。女性の参政権もあれば、そうは言っても不正が「当たり前」の時代ではなく、メディアが政府にコントロールされている時代ではない。・・・と書くと、「そんなことはない、騙されている!」と反論されるわけだが、まあ何も言わずに、アジアの後進国行ってみな、と言いたい。w

 

どれだけひどい人権侵害と、既得権益による不正がまかり通っているか。そうした社会で、自由と平等と不正撲滅を叫ぶのと、先進国日本で、これからのあるべき理想社会を語るのは、フェーズが違いすぎるのである。

 

なので、結局、日本のリベラルは、三宅氏のように、ある意味「過激化」せざるを得ない。

 

そして、結局のところ、フツーの人から「トホホ」とか「まあ少なくともお友達にはなりたくない」と見られるという・・・ww

 

とはいえ、三宅氏に加担する人たちの幾人かは、僕自身の友人でもある。彼らに共通しているのは、結局のところ、現状の経済状況が思わしくない人がほとんどだ。要するに貧乏なミュージシャンやクリエイターが多い。

 

自己実現がうまくいかない理由を、自分の社会のせいにする、ということ自体はそれほど珍しい話ではない。だが「ミソもクソも、自分の社会制度のせいにして、それを作った人に牙を向く」ということをすると、どうしても過激化するよねw 自分以外はバカってことになるからw。

 

言い方は悪いが「振り上げた拳の落とし所がない非リア充」の切なさこそが、成熟した日本社会のあだ花と言えるだろう。

 

・・・ええやん。しょうもないことに時間をつかわず、自分の好きなことだけやっとけよ・・・。ミュージシャンなんてもともと貧乏な職業なんだからw