「レベルが本当に低い!」という記事そのもののうさんくささ
トピック「日本映画」について
最近の産経のネット記事はあざとい。
【スクリーン雑記帖】今の日本映画にもの申す…「レベルが本当に低い!」 英映画配給会社代表が苦言(1/5ページ) - 産経ニュース
もちろん「わざと扇情的な」見出しを付けているからで、それ以外のニュースも、大したことのない内容に盛った記事が多い。この傾向は産経ウェブにて最近、頻発している。
朝日のように潤沢な資金で電子版を構築することができないメディアは、こんな感じのサンスポっぽい記事にしかならないのかしら。もちろん一方で、熊本出張していた記者の地震体験記がすぐに掲載されるなど、ブログ的な軽いノリ、というか、より親しみやすいタッチの記事を速報するという機能は効果的だと思うのよね。
【熊本震度7】現場に出張中の本紙記者(40)戦慄…立っていられない「東日本より激しい揺れだ」(1/2ページ) - 産経ニュース
ただ「三文記事」と「信頼できる記事」をチャンポンにして産経新聞社のもと掲載するのはいかがなものか。
この「スクリーン雑記帳」の記事そのもののクオリティも「なんだかなあ」である。何より、「日本の映画ってサイテー」は分かるとはいえ、その根拠が「お金」ってなんだよw説明不足過ぎるやろw
「では今の日本映画の何が悪いのだろうか。一番の問題は「お金」と強調する。「ギャラが低すぎ。キャストやスタッフはお金をもらったらもっと頑張る。『下衆の愛』は予算が低くてギャラも安いけどロイヤルティー(対価)を出す。ヒットしたらみんなと収入を共有するので公平でしょう? お金が戻ってくると、みんな頑張るじゃないですか」
じゃあお金というインセンティブがあればいい作品ができるってこと?じゃあ日本映画一生無理じゃん。しかも。このおじさん(アダム・トレル氏)の「下衆の愛は予算が低くても・・・」の下りは、さらにほぼ意味不明だ。予算が少なくても対価があればよい?そんなの単なるギャンブルじゃんかw
しかもしかも、この「下衆の愛」のプロデューサーが、このアダム・トレル氏そのものなわけで、おいおい結局は映画の宣伝の範疇のインタビューか・・。映画担当の文化部記者もよくこんな記事書いて、日本の映画disるような扇情的な見出しつけることで、PVが欲しいかw
ふうううう。
笑
話がそれた。
日本映画についてはまた次回w
てかさー。この別の記事と内容は、ほぼほぼ同じなわけでさー。こうした一般的なプロモーション用のインタビューから「日本映画のダメさ」についてのみのトピックを抽出しているのって、どうなのよw
ただ、フツーにこの映画のウェブサイトとかクールなんで、ちょっと見に行きたいとか思っていて・・・って・・まんまと・・・w